想うこと。


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「想うこと」


飼い主の一人である私が、何故、このようなことをしているのか
不思議に思われる方もいらっしゃると思います。

でも、この、お薬による治療法が、充分な治療試験のもとに正式に認められるまで、
時間のない膿瘍のうさぎさんたちは、どなたが救って下さるのでしょうか?

認められていない治療法でリスクが高い・・という獣医さんのご意見も頂きました。
でも、それについて、私は疑問を感じています。
いままでの、安全だとされる治療法でのリスクは一体どのくらいでしょうか?

為す術もなく眼球が飛び出し、死に至ったうさぎさん、
膿瘍を抑えられず、食事もできず衰弱していったうさぎさん、
手術、麻酔、切開、消毒、通院、それらのストレスによるリスクは
果たして、どのくらいのものでしょうか・・・。

この治療法をはじめようとされる方々は
このお薬について、多分、ほとんどの方がご存知ないと思います。
実際にこの治療をしておりました私も、ずっとそうでした。

ただ、私の主治医は、お薬の名前は、必ずわかるようにして下さっていました。
ですから、いま、どのようなお薬を投薬しているかということは
いつでも承知していました。

お薬の名前と用量、投薬方法を公開しているのは
少しでも多くの飼い主さんに、こうした治療法があることを知って頂いて
どんなところにお住まいでも、同じ治療が受けられるようにと考えたからです。

飼い主さんによるご判断は難しいことだと思います。
けれど、治療のご決断は、飼い主さんでなければ出来ません。

この治療法が認められるまで・・・
それまで、ただ何もせずにいることはとても簡単なことです。
でも、痛みを訴えることも出来ない小さな命が
治療のチャンスもなく亡くなっていくことを想うと悲しいのです。

同じように、その命を尊いものとして考えて下さる方々が
この治療法を試して下さいますように・・・。


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